田母神騒動に事寄せて
前の航空幕僚長、田母神氏が第二次世界大戦時の
日本の戦争を肯定するような論文を書いたことが騒ぎになっている。
私は実際、論文を読んでいないのだが、
伝え聞くところでは「侵略戦争ではない」と言っているらしい。
書かれた内容は、はっきり言って問題ではないと思う。
歴史観やら国家観というのは、個々人でまことに複雑、かつ多様だろう。
だから、私は田母神氏が何を書いて何を言っているかは、気にしないし気にならない。
だが、彼には立場があった。論文提出時は航空幕僚長たる地位であったと記憶する。
田母神氏は、いやしくも航空幕僚長たる地位の空将であり、国家公務員であった。
航空幕僚長の地位がどのような権限(委任とか代理とか)を持っているか計り知れないが、
空幕長という名から航空自衛隊のトップということは少なくとも察せられ、航空自衛隊の軍政部門においては、
それに関する許認可、通達・訓令等、行政行為と呼ばれる行為を為しえたであろう。
実際、アパグループの会長を小松基地で飛行機に乗せたとき、許可を出したと言っている。
そうすると、彼の立場において言うこと為すことは、行政行為の効力がつきまとうのである。
それはつまり、①拘束力、②公定力、③執行力、④不可争力、⑤不可変更力を有するということである。
特に、②公定力は、例え違法な行政行為でも無効な行政行為でない限り、
権限ある行政庁または裁判所が取り消すまで有効なものと通用し、対世効を有する。
当事者に対してのみ有効となるばかりでなく、第三者である我々世間にまで効力を有するのだ。
彼はそれを、行なったのだ。航空幕僚長たる地位で。
さも堂々と、言って何が悪いと言わんばかりに。
言うことは構わない。ただ、職を辞して言うべきであった。
彼の立場はそれだけに影響力があるということを、
彼自身は知るべきであったし、悪意であったとしても愚かと言うしかほかない。
また、インタビューで当然に表現の自由が享受されると発言する姿を見受けるが、
本当に、真面目に考えてそう言っているなら、そもそも不適任であったと言う方が適当であろうか。
日本の戦争を肯定するような論文を書いたことが騒ぎになっている。
私は実際、論文を読んでいないのだが、
伝え聞くところでは「侵略戦争ではない」と言っているらしい。
書かれた内容は、はっきり言って問題ではないと思う。
歴史観やら国家観というのは、個々人でまことに複雑、かつ多様だろう。
だから、私は田母神氏が何を書いて何を言っているかは、気にしないし気にならない。
だが、彼には立場があった。論文提出時は航空幕僚長たる地位であったと記憶する。
田母神氏は、いやしくも航空幕僚長たる地位の空将であり、国家公務員であった。
航空幕僚長の地位がどのような権限(委任とか代理とか)を持っているか計り知れないが、
空幕長という名から航空自衛隊のトップということは少なくとも察せられ、航空自衛隊の軍政部門においては、
それに関する許認可、通達・訓令等、行政行為と呼ばれる行為を為しえたであろう。
実際、アパグループの会長を小松基地で飛行機に乗せたとき、許可を出したと言っている。
そうすると、彼の立場において言うこと為すことは、行政行為の効力がつきまとうのである。
それはつまり、①拘束力、②公定力、③執行力、④不可争力、⑤不可変更力を有するということである。
特に、②公定力は、例え違法な行政行為でも無効な行政行為でない限り、
権限ある行政庁または裁判所が取り消すまで有効なものと通用し、対世効を有する。
当事者に対してのみ有効となるばかりでなく、第三者である我々世間にまで効力を有するのだ。
彼はそれを、行なったのだ。航空幕僚長たる地位で。
さも堂々と、言って何が悪いと言わんばかりに。
言うことは構わない。ただ、職を辞して言うべきであった。
彼の立場はそれだけに影響力があるということを、
彼自身は知るべきであったし、悪意であったとしても愚かと言うしかほかない。
また、インタビューで当然に表現の自由が享受されると発言する姿を見受けるが、
本当に、真面目に考えてそう言っているなら、そもそも不適任であったと言う方が適当であろうか。
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